2022年3月21日は「春分」です。
西洋占星術的には、12星座のトップバッターである牡羊座に太陽が入ることで、あらたなサイクルがスタートする「新年」となります。最近では「宇宙元旦」ともいわれていますね。
占星術では、太陽が牡羊座に入った瞬間のホロスコープで「春分図」を作成し、1年間の運勢を読み解いていきます。
さっそく、2022年はどんな一年になるかを見ていきましょう。
春分のホロスコープチャート
2022年の春分図【ホロスコープ】のポイント
2022年春分のホロスコープから以下のポイントに着目しました。
- 北半球の惑星群と南半球の月(シングルトン)
- 月と太陽が150度(インコンジャクト)
- 月と冥王星が90度(スクエア)
- 太陽&海王星と冥王星が60度(セクスタイル)
- 金星&火星(オポジション)と天王星が90度(スクエア)
ひとつづつ順番に読み解いていきます。
情報をうまく活用しよう
北半球の惑星群と南半球の月
ホロスコープの北半球(下半分)は、プライベートな領域をあらわします。
対して南半球(上半分)は、オフィシャルな領域をあらわします。
2022年の春分図では、北半球には、主要10天体のうち9つの天体が滞在しています。
そして、南半球には天秤座の月がポツンとひとつ10ハウスに滞在しているのが印象的です。
北半球で特に印象的なのは、情報やコミュニケーションをあらわす3ハウスに、4つの天体が入っていること。
このことから、「情報」が大きな影響を与えることになってくると読めます。
メディアやネットの情報合戦が繰り広げられたり、芸能界の噂話などが拡大したりと、話題は多岐にわたるでしょう。
話題に事欠かず、交流も活性化しそうですが、とにかくいろいろな情報が飛び交い、情報過多になりがちで、なにが本当でなにがウソなのかが分からなくなるかもしれません。
情報の海に溺れないよう、受け取った情報はしっかりと調べて腑に落とすことで、自分の知識や力となり、コミュニケーションに役立てたり、誰かの役に立てたり、信頼できる発信者としても活躍できるようになるでしょう。
疑問を持つことから生まれる自分軸
月と太陽が150度(インコンジャクト)
社会的な占星術では、月は「民衆」をあらわします。
対して、太陽は「国のトップ」をあらわします。
春分図の配置では、太陽は南半球のプライベート領域、かつ情報を司る3ハウスに滞在していることから、国を仕切る人たちは内政に精一杯で、社会の動向が見えていない状態で、あらゆる情報を発信していくことになりそうです。
いっぽう、月は北半球のオフィシャルな領域、かつ政府をあらわす10ハウスに滞在しています。
このことから、民衆である私たちの意識はもう社会に向き始めているといえるでしょう。
そして、太陽と月は150度という角度を形成しています。
150度(インコンジャクトクト)は「分かり合えない」配置とされます。
つまり、国が発信する情報に信用性がなくなったり、ニュースに対して冷静になれる人も多くなるのではないでしょうか。
交錯する情報を何もかも鵜呑みにせず、疑問を持って自分で調べることは、自分軸を確立することになり、個々の自立がマストとなる「風の時代」でのありかたを考える良い機会になりそうです。
変容は目覚めのサイン
月と冥王星が90度(スクエア)
民衆をあらわす天秤座の月に、従来の世界の体制をあらわす山羊座の冥王星が90度というハードな角度を取ります。
ひきつづき、社会的な変容は余儀なく訪れ、わたしたちが次の時代を生き抜くために乗り越えなければならない課題を突きつけてくるでしょう。
これが「正解」と信じて、がんばってきたことが覆されたり、
勉強不足だったことをいちからやり直すことになったり、
さまざまなことが刷新されるかもしれません。
ひとは、自分の根底にある常識や価値観をひっくり返すような出来事は、自身の心を守るために否定し抗います。
そのため、最初は反発があるかもしれません。
ですが、今回の春分図の月は天秤座にあるため、物事を客観的に見ることができ、変化もまだ柔軟に受け入れられるのではないかと思います。
変容は新しく生まれ変わるチャンスとして捉え、心の準備をしておくと良さそうです。
常識にとらわれない夢を思い描く
太陽&海王星と冥王星が60度(セクスタイル)
それぞれ思い描く夢や理想が広がり、ひとによって世界観が変わっていきそうです。
一緒の場所にいても、ものごとの考え方や捉え方が違うため、相手のことがまったく理解できない…など、別の世界にいるようなパラレルワールドを味わうようなこともあるかもしれません。
それは、これまで社会からあたえられてきた画一的な「正解」はもう無くなることを示唆しているといえるでしょう。
これからは、個性が尊重され、それぞれが自分のストーリーを描き、自ら道を作り歩んでいくことが、セオリーとなるでしょう。
過去に植え付けられた一般的な常識は取り払われ、飛び出した個性を認め合うムードになっていきそうです。
楽しみを収入につなげる
金星&火星(オポジション)と天王星が90度(スクエア)
財政をあらわす2ハウスに、金星と火星と土星が入っています。
制限の星である土星が入っていることから、あいかわらず国の財政は厳しいといえそうです。
物価の値上がりや増税など、国民への負担もひきつづき強いられることになりそうです。
また、金星と火星には天王星が90度の角度を取っており、個人的にもなかなか困難な経済状況や心の葛藤が訪れるかもしれません。
ただ、金星と火星のオポジション(0度)が、楽しいことや、やりがいのあることで収入を得ていこうというモチベーションを上げてくれそうです。
また、仲間との共同作業で利益を上げることも、困難を乗り越えていくパワーとなるでしょう。
社会のシステムがどう変わっても、生き残っていける収入源を確保しようとする強い自立心が現状を打破する鍵となってきそうです。
ただ、早急に結果を出そうとすると、心が折れて諦めてしまうことになりかねないので、まずは楽しみながら少しづつ収入を得ることから始め、時間をかけてゆっくりと取組んでいくと良いでしょう。
2022年の運勢【まとめ】
3月21日の「春分図」から、今年1年の運勢を読みました。
最後に要点をまとめていきます。
- 交錯する情報に惑わされずに、しっかりと自分で調べて判断するようにしましょう。
- 変化、変容を柔軟に受け入られるよう、心の準備をしておくと良いでしょう。
- 個性が生きる時代へ、これまでの常識はどんどんアップデートされていくでしょう。
- 楽しみながら収入を得る方法を考え、取り組んでいきましょう。
以上、参考になりましたら幸いです。
ステキな1年になりますように。