2月12日、月が水瓶座で新月を迎えます。
この日は旧正月でもあります。
旧正月は月に満ち欠けに基づいた旧暦のお正月で、1年の始まりの日です。
今回、水瓶座で迎える新月は、今年の運気をまとった、始まりの新月。
『風の時代』の年明けを告げることになります。
また、今水瓶座には6つの惑星がひしめき合い、ラッシュ状態になっています。
それだけ、地上にエネルギーそそぐ惑星たちが水瓶座の影響を受けて、これからの時代の変革を始める準備をしています。
私たちの生活、情景、意識などが変わらざるを得ない状況となっていきます。
水瓶座で起こる新月
新月の現象は、太陽と重なり、月が光を失います。
つまり、月がリセットされて、ひとつのサイクルが終わり、新しいサイクルへと移行するのです。
新月は新しい始まりを意味しますが、
私は『月の欠損』の理論を汲んで星よみをしていますで、今回の新月の私たちへ与える影響は、ズバリ、
自由や変革への不安や葛藤
を意味するものになるでしょう。
長い年月をかけて、『土の時代』で形成されてきた私たちの生活や行動や思想は、ルールのうえに成り立っていたものでした。
定められたルールの上で、マニュアル化していることを淡々とこなしていくのは、思考せずとも生きていけるので、実はとても楽なんです。
もともと生体にはホメオスタシスという、「変化があったら元に戻す」という機能が備わっています。
恒常性ないしはホメオスタシスとは、生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。
出典: Wikipedia
こうした人間としての本能から、慣れてしまった楽な生き方を手放すことができない人がたくさん出てくるでしょう。
ですが、天体はもう動き始めていて、地上に降り注ぐエネルギーは今までとは違うのです。
地球で生きていく限り、その流れは受け入れなくてはなりません。
今までとのギャップと向き合い、試行錯誤しながら次の時代への準備を始めましょうという、水瓶座の新月、1年のスタートとなるのです。
水瓶座に滞在する6惑星
『風の時代』を象徴する水瓶座には、
太陽、月、水星、金星、木星、土星、6つの天体が密集しています。
このなかで、自分をあらわすのが太陽と月になります。
例えていえば、
- 厳しい年配の先生(土星)
- おおらかな明るいおばちゃん(木星)
- キラキラしたお姉さん(金星)
- おしゃべりで情報通(水星)
こんな人たちがいる『水瓶座の部屋』に一緒にいるということになります。
いま、こんなギュウギュウな状態で会議が行われていているのですが、水星が逆行中のため、情報や伝達がスムーズにいっていません。
しかも、月の欠損のせいで、いろんな意見に振り回されがちになってしまいます。
ですが、今は未来に向けて調整をしているということを知っているだけで、今後起こる変化にたいして、大きく混乱することはないはずです。
水瓶座はクールという一面ももっているので、冷静にいつでも波に乗れるように準備しておくといいのではないでしょうか。
金星×木星コンジャンクション
水瓶座に滞在している惑星のうち、
金星と木星が重なり、コンジャンクションしています。
コンジャンクションは、お互いのエネルギーを融合し高めあいます。
金星は個人の「ワクワク」や「トキメキ」などの感情を、
木星は「幸運」と「拡大」を司る星です。
金星と木星が重なることで、ワクワクする気持ちが、大きく膨らみ、幸福への道を開いていくということになります。
状況にあまり振り回されず、あなたの楽しい気持ちやうれしい感情を素直に表現していくことで、自然と幸福へと向かっていけるでしょう。
まとめ
2月12日に水瓶座で迎える新月は、新しい1年の始まり。
『風の時代』が始まるこのお正月は、特別な意味を持ち、今までの生き方が変わっていくスタート地点となります。
今まで社会は、自分らしさや個性を出すことよりも、規律に従って、マニュアル化されたシステムに乗ったほうが、楽に生きれていました。
それが当たり前で、そう信じ込まされて育ってきた私たちは、
これからの時代のキーワードである、『自由』への戸惑いがあるかもしれません。
意識の改革をせざるを得ない状況になるでしょう。
ですが、社会の仕組みが変わるのは、世界中の人々みんな一緒です。
たくさんの人たちの意識が、ワクワクで楽しくなれば、連鎖して大きな集合意識となり、世界中が幸福に満たされていくことになるはずです。