占星術を知りたいけど、難しそう。
興味はあるけど、何から始めればいいのかわからない。
そんな占星術ビギナーにオススメの一冊をご紹介します。
今は無料で、ネットや動画などでたくさんノウハウが見られますが、まったくの初心者だと間違わずに順を追っていかないといけないし、意味が分からないことがでてきたら、そこで挫折してしまいがちになります。
個人によって流派や見解もバラバラなので、
「この前見たのと内容が違う」
ということにもなり、混乱しかねません。
初めて覚えるときは、たくさんあふれる情報からかいつまんで選んでいくよりも、なるべくシンプルでわかりやすいものから順を追って取り入れていったほうが、楽しく続けられます。
偏りのない、スタンダードな基本を身に着けることによって、世の中にたくさんある占星術の情報も理解できるようになりますよ。
あとから自分の好きな解釈や流派を選んで知識を追加していけば、オリジナルの占星術を作り上げていくこともできるようになるでしょう。
占星術初心者はまずこの本から
私は、たまたま書店で違う本を探していた時にこの本を見つけ、なんとなく手に取って中をパラパラ見ていたのですが、読み進めていくうちに、
「あれ?結構本格的な内容じゃない?著者だれだろう?」
と、このかわいい表紙の本を見てみると、
ルネ・ヴァンダール研究所=著
の文字が、、、
ルネ・ヴァンダール研究所は、1976年に創立された、心理と占星学の大御所中の大御所。
日本の「占い」というジャンルを担い、書籍やメディアでの実績も数知れず。
本気で占星術を学び、仕事にしたいとい人のためのスクールもあり、有名な占い師さんをたくさん輩出されています。
そんな、本格的な占星学の研究所が作った本ですから、イラストやカラーで読みやすいながらも、王道の占星術を学んでいけるようになっています。
簡単に自分の運勢を占えるようになりたい人から、将来は占い師になりたい人まで、初心者には本当にオススメの一冊です。
私は、書店では買わなかったのですが、この『簡単な王道』の本が、家に帰ってきてからもずっと気になってしまって、思わずAmazonでポチっちゃいました。
「いちばんやさしい西洋占星術入門」の内容
全8章からなる内容と、CD-ROMが付属されています。
第1章:ホロスコープのなりたち
第2章:12星座のキーワード
第3章:10惑星がもたらす性質
第4章:12ハウスのはたらき
第5章:5つのアスペクト
第6章:西洋占星術で相性を占う
第7章:西洋占星術で運勢を占う
第8章:ホロスコープQ&A
占星術に必要な惑星、サイン(星座)、ハウス、アスペクト(角度)の本質を知ることができるようになっています。
それに加えて、
- ホロスコープのぱっと見の印象とタイプを見る
- 惑星がこのサインに入っていたらこんな性質がある
- 惑星がこのハウスに入っていたらこんな影響がある
- 惑星同士のアスペクト(角度)による影響力
など、個別に詳細が書かれています。
付属のCD-ROMで自分のホロスコープを作成し、あてはまる項目を読んでいくだけで自分や占いたい人を理解することができます。
ホロスコープがかんたんに読める
付属のCD-ROMは生年月日と生まれた時間と場所(都道府県)をいれるだけで、簡単にホロスコープを作成できるようになっています。
一番シンプルで基本的な方式のホロスコープが採用されていて、情報も一目でみれるようになっていてわかりやすいです。
ここで出てきたデータをもとに、本の解説を読んでいきます。
出生時間がわからない場合は「不明」にチェックをいれれば、適切なホロスコープを作成できます。
本誌に説明がありますが、出生時間がわかる人でも、一度「不明」にチェックをいれたチャートを作成してみることで、また違う解釈ができるという面白い仕組みになっています。
このあたりが、占星学に精通している、ルネ・ヴァンダール研究所ならではの、幅広いホロスコープの読み方だなあと、感心しました。
こんな感じで、この本には高度な技術のエッセンスが、かんたんにサラリとちりばめられているんです。
未来の運勢が読める
このCD-ROMの特質すべき点は、未来の運勢を調べることがいとも簡単にできること。
先に自分のホロスコープを作成してから、占いたい日時を入れるだけで、その日の自分の運勢がわかるのです。
本来、ホロスコープで未来を予測するときは、「トランジット」という方法を使うのですが、自分のホロスコープと運勢を知りたい日の惑星どうしのアスペクト(角度)を読み解く複雑な作業が必要になってきます。
占星術を学び始めて、自分の出生のホロスコープまでは出せても、このトランジットで挫折をする人がとても多いといわれています。
そんなわかりづらい未来予測が、拍子抜けするぐらい一瞬でわかるようになっていて、さすがとしかいいようがありませんでした。
もちろん、もっと詳しくしりたい、探求したいという人はアスペクトなどを学んでいく必要はあります。
ですが、難しいことは後回しにして、簡単に未来を予測することができると、純粋に占星術を楽しめることができます。
まとめ
以上、「いちばんやさしい 西洋占星術入門」の感想でした。
かわいい表紙やイラスト、カラフルで見やすい本誌。
一見すると、かわいさ重視で当たり障りのない内容なんじゃない?と思えるのですが、中を開けてみると、とんでもない占星学の知識、情報量が凝縮されていて、それをいとも簡単に解説しているのです。
難しいことを簡単に表現するのは、その道に精通しているプロがなせる業です。
占星学のプロである、ルネ・ヴァンダール研究所が著者であるこの本は、占星術の神髄に触れる良いきっかけとなるでしょう。
占星術を学びたいと思っている人、または途中で挫折してしまった人は、たくさんある情報の中からいろいろな取り入れていくよりも、まずはちゃんとした基礎、本質を簡単に順番通りに取り入れられる本誌から始めてみてはいかがでしょうか。