宇宙の天体に起こる、20年に一度のグレートコンジャンクション。(略グレコン)
2020年12月22日に木星と土星が重なり、0度(コンジャンクション)を形成します。
今回のグレートコンジャンクションは山羊座から水瓶座に移る200年に一度の出来事です。
これにより、時代が大きく変わるといわれています。
以前、一般的なホロスコープで見たグレコンの記事を書きましたが、今回は太陽から見る盤面である、【ヘリオセントリック】で見たらグレコンはどうなるのかを調べてみました。
ヘリオセントリックから見るグレートコンジャンクション
12月22日のヘリオセントリックの盤面
木星と土星が0度でコンジャンクションしています。
これにより、時代は『水瓶座』へと移り行きます。
その他の重要な角度である、メジャーアスペクトですが、
水星と地球が180度
金星と天王星が180度
金星と木星が90度
どれもハードアスペクトで穏やかではない雰囲気。
時代が変わるのですから、強い衝撃があるのは当然化もしれません。
また、マイナーアスペクトではありますが、
木星と土星に海王星が45度で角度を取っているのが気になります。
グレートコンジャンクション時の惑星の角度
グレコン時のヘリオセントリックの盤面から、ひとつずつ惑星の性質と角度から意味を読み解いてみます。
水星と地球が180度
ヘリオセントリックならではの【地球】に【水星】が180度の角度をとっています。
地球は自分自身、体感、現実的で地に足のついている、五感を使って生きている感覚などを意味します。そこに思考や直感、気付きの惑星である水星が向き合うので、時代の変わり目を感じずにはいられない、ガツンとした気付きを体感するかもしれません。
金星と天王星が180度
金星の持つ感受性や愛と天王星の持つ自由、変革が刺激し合います。
また天王星は水瓶座の支配星でもあるので、今回の水瓶座で起こるグレコンに深く関係してきます。
最初は抵抗があるかもしれませんが、これからの時代を象徴するような、ユニークな感性や、オリジナリティーが人々に受け入れられ、個性が魅力的に感じるようになっていくのではないでしょうか。
金星と木星が90度
金星も木星も【吉星】と呼ばれ、愛の星である金星と、幸運の星である木星の組み合わせは祝福の組み合わせです。
ただ、行き過ぎると贅沢や高望み、欲しがりの傾向になります。
そして90度という角度は葛藤、試練をもたらしますので、いままでしていた過剰な欲求を自制しなければいけないと読めます。
木星・土星と海王星が45度
45度という角度はマイナーアスペクトで、本来はメジャーアスペクトより重要度は落ちるのですが、グレートコンジャンクションの主役である木星と土星に角度を取る配置なのが気になるところです。
この3つの惑星は「大惑星」と呼ばれる移動周期の長いグループに属しています。
大惑星は社会の動きを読むのに適しており、大惑星同士で角度を取ると、時代の変化が起きるといわれています。
木星と土星は約20年に一度、0度で重なりグレートコンジャンクションと呼ばれる現象が起きます。
この会合が一時代の区切りとされており、社会性を表す土星に拡大を表す木星のエネルギーが合わさることで、社会的な責任、ルール、仕組みがゆっくりと大きく変わっていくことになります。
そんな時代の変革を意味する、木星×土星に海王星が45度で介入します。
海王星は精神、スピリチュアルや目に見えない神秘の世界のパワーを司る天体で、夢の意識に近い状態といえます。
そして45度という角度は安定や固定、確立を意味しています。
このことから、この時代の変革は精神性が重要になってくるということがわかります。
これまで物質が支配していた社会の構造が、心や魂、スピリチュアルな精神世界がメインに変わっていき、スピリットありきの世界が当たり前になっていくことを示しています。
まとめ
グレートコンジャンクションが起こる12月22日。
太陽から見た占星術、【ヘリオセントリック】の盤面で星読みをしました。
総合すると、
今までは社会のルールに従ってお金を稼がなければ生きていけない。
それが当たり前だったし、疑う余地もありませんでした。
ですがこの時代の大変革により、常識が覆されます。
ハードなアスペクトが多くあることで、なかば強制的に社会が変わっていきます。
物欲、所有欲などを手放し、精神やスピリチュアルなことにシフトチェンジしていくことになるでしょう。
ひとりひとりが枠にとらわれず、個性を存分に発揮できる環境がつくられていき、得意分野を活かして生きていけるようになります。
はぐれ者ははじき出されていましたが、みんながはぐれ者になるわけです。
歴史的時代の節目に生きるということは、意識改革をせざるを得ない状況になります。
苦痛を伴う場合もあるかもしれませんが、その先は自由で明るい未来しかありません。
幕が開いたばかりの『水瓶座時代』みんなで楽しみながら迎えていきましょう。